あの独特の深みは、手の込んだ工程を経て紡がれてたのですね。伝統工芸を受け継いできた様子が、とても丁寧に趣ある情景と共に描かれています。ラストもほっこり、暖かい作品です。読んでみて下さい。
書籍化作品 『離婚届を出す朝に』一迅社メゾン文庫より発売中です。 『王太子殿下は後宮に占い師をご所望です』ビーズログ文庫より10/15発売しました。 コミ…
短編ということで短いですが、書かれた文章、言葉には選び抜かれたかのように物語にハマってます。
この作品で大島紬の素晴らしさを知りました。幼少の頃から大島紬に触れてきた主人公を羨ましくも思いつつ、ラストシーンの晴れやかさは、我がことのように感動できました。多くの方に呼んでもらいたい作品です。
序盤は大島紬の工房にいるように感じる、緻密な情景描写と共に主人公の祖父の人柄もにじみ出てきている。最初に音で始まるので、音楽を聞いているような気分にもなった。 題名にあるように「紡ぐ」のは、何も…続きを読む
消えゆく奄美大島の伝統工芸を題材にした掌編ヒューマンドラマです。島が誇る大島紬の技術を継承しないことにちょっとした背徳感を抱きつつも、時代の流れだと割り切って上京した青年。しかし、彼を繋いだ…続きを読む
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