はじめに言葉ありき。我々の存在理由を刺激する壮大なSF長編。

壮大な物語です。冒頭、少女とゴーレムの話から、ストーリーはどんどん遠大になってゆき、言葉とは、言葉がない場合に我々は存在できるのか、というような哲学的なテーマになってゆきます。

正直、ラストは、全く想像のつかない着地点でした。かなり重い、難解な小説ですが、頑張って読みとおす価値はあると思います。特に哲学や神学に興味のある方に、絶対におすすめです。

その他のおすすめレビュー

黒澤伊織さんの他のおすすめレビュー403