0

0

 これは、あなたと私の物語。

 世界を救う鍵となったあなたのこと、私が学んだ多くのことが記されている。


 単なる言葉では上手く伝えられず、物語という形になった。


 もう、あなたに会うことはできない。

 共に語り合うことはできない。


 けれど物語なら、あなたは読めるかもしれない。

 だから私はこれを記した。


 もし、この本を見つけたら。


 ちゃんと読んでおいてね。

 お兄ちゃん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

語りし者はさいわいなり 島野とって @shimano2016

現在ギフトを贈ることはできません

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ