秋、というだけでなぜかノスタルジックな想いに切なくなる。冬の寒さの厳しい東北地方の秋ならば、なおさらのこと。そんな秋の景色を映す言葉たちが織りなすセピア色の恋模様。
世知辛い世の中を這いつくばって生きる変温動物的なにか
日常を切り取ったような描き方がいい。ものすごいことが起きないけど、作品から人間味を感じる。秋田の秋について、ほんの少しだけわかった気になる。本作の良さの一つ目は、色味の表現。二つ目は、交互…続きを読む
ご当地CMを思わせる。秋田。きれいな秋。秋田の秋は短い。秋の訪れを気付くまでが長いのに。気付いた時には色づきが早い。
秋田の秋がそれほどに短いものだということも、雨が多いのだということも、この作品を読んではじめて知りました。秋田の田園風景や空や風、そのものを感じるような作品で、秋田に行きたくなる気持ちを膨らませてく…続きを読む
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