なんとも不思議なテイストの小説でした。こういう発想をされている方の小説説は新鮮でかつ勉強になりました。レベルの高いミステリーだと思います。
無限に部屋が存在すると言うパラドックスの代表格「ヒルベルトの無限ホテル」。その奇妙な仕組みの解説とそこで起きてしまった1つの事件が上手く絡み、見事なミステリー作品に仕上がっています。ホテルは無…続きを読む
短い物語にしっかり謎があり楽しめた。また、個人的には『私』と『相方』が魅力的で、他にも二人の旅での事件を読みたいと思った。
アリストテレスの古来より、無限は濫りに触れてはならぬもの……禁忌と同義でありました。時は流れ、ニュートンが極限をああしてカントールが集合をこうしてデデキントが何やら切断して、などという野暮ったい無限…続きを読む
非・現実的空間における現実的犯罪事件を推理します。本来ありえない場所に、読み手として自然に立てる楽しさは、作者様の導き手としてのたしかな実力の証と思います。
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