同じ匂いをもつ二人の出逢いは運命か

文学的な言葉遣いとリズムが独特の情緒を感じさせる物語でした。
正直な話、読み進めながら、主人公の男性にはいくらか違和感を感じずにはいられなかったのですよ。
あまりに上手い具合に儚い恋が進んでいったので…。
けれども最後の最後にすべて合点がいきました。
“同じ匂い”がしたからなんですね。
天気雨はいつもすぐに止んでしまうものですが、二人の物語はこれからも続くことを祈っています。

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