温泉、怨が潜む/恩が潜む

ネタバレせずに感想書きたいな…。

何かを乗り越えるということは、蘇生のようなもので。
「繋ぎとめる」べきは、愛したあの人か、弱くて脆い今の自分か。
不思議な体験の中で、何かに諭され、誰かに救われる。

本当の解釈なんて作者様にしか分からないのだけど、それを「最短」でなくても探っていくことに楽しみがあるような気がします。

個人的には、雪の描写と温泉の描写の、緻密で繊細な書き方が大好きです。読んでて冬の寒さが襲ってきました。

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