うわっ……この小説、怖すぎ……

閉鎖的な村での伝承、人間の理解の範疇を超えた存在、ひたすらに恐怖を煽る文章と展開。
ホラー小説に王道があるかどうかはよくわかりませんが、これはまさしくホラー小説です。

ただ怖いだけじゃなく、物語としての完成度も高い。
無駄な部分が全くないんです。

それに、登場人物もしっかりしています。
人間味に溢れるリアルなキャラクターがいるかと思えば、謎の多い人物も出てきたりして、そのバランスが絶妙です。

ホラー漫画とかホラー映画って、怖さをビジュアルで表現できますよね。
それに対してホラー小説って、文字でしか怖さを伝えられないんですね。

それなのにこの怖さですよ。
映像化なんてしたら私は絶対に観ません! 無理です。(作者様ごめんなさい)
文章ですらスマホと距離を置きながら読みましたので……。

私はこれから数日間、血眸さまに怯えながら暗澹たる日々を過ごします。

怖いもの見たさで読むと後悔すること間違いなしなので、皆様、ぜひ後悔してください!

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