歴史・ミステリー・アクション!三位一体の面白さを括目せよ!!

読後の多幸感が凄すぎて言葉に上手く言い表せないのですが、強烈なまでに作者さんが趣味に突っ走った結果に生み出された奇跡的な痛快作だと思います。
いや、突っ走ったというより、ぶっ飛んでるなこれは。梧桐さんの頭はぶっ飛んでいる(褒め言葉)。

いったいどうしたら名探偵シャーロック・ホームズと八極拳の達人・李書文を出会わせようなんて発想が思いつくのか!?

しかも、第一次世界大戦で猛威を振るう毒ガス兵器を開発したフリッツ・ハーバーが暗躍し、ホームズとワトソンは義和団事件前夜の中国へと向かうだとぉ!? ミステリー好きやアクション好きだけでなく、歴史好きもワクワクさせる展開ではないか!

さ、さらに、李書文の一撃必殺な八極拳に対抗して、ホームズの幻のバリツが炸裂するなんて! 混ぜるな危険すぎる……!!
でも、読者が軽く失禁してしまう程度に二人の天才のバトルは熱い!!
この小説、ホームズのバリツが見られるだけでも読む価値があります……!


「シャーロック・ホームズは知っているけれど、李書文って誰やねん」と考えている方は、とりえあえず李書文が登場するエピソードまで読みましょう。「こいつ、人間かよ!」と思うぐらい強い李書文に圧倒され、さらにそんな化け物の武術家と渡り合えるホームズのバリツに驚愕すること間違いなしです。ここまで読んだら最後、ラストまで読まないと気が済まなくなるでしょう。


歴史・ミステリー・アクションの要素が三位一体となったこの作品。
歴史好き、ミステリー好き、アクション好きのどれかに当てはまる人が読まなかったら絶対にもったいないと思います。読書中、「こういう作品が読みたかったんだよ!」と幸せになれること請け合いです。
(ただし、読後にコナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズや武侠小説を読みたくなってたまらなくなる副作用がありますが、そこらへんは自己責任でお願いします)


さあ、皆さんも、ホームズとワトソンと一緒に、清王朝末期の中国で冒険しましょう!!
ちなみに、今作品の最大の萌えキャラはワトソン君です!!(^ω^)

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