これも「冷たい方程式」へのオマージュ。

最初は「おいおい」と思いましたが、こういう状況に遭遇すれば、こうするよなぁ、と首肯する展開です。
そう言えば、以前に誰かが「冷たい方程式」をテーマに自主企画を催してましたが、本作品も応募作かもしれません。
「冷たい方程式」が好きな方は、森山智仁さんの「6分の2」と読み比べてみると面白いでしょう。理系崩れの私としては「6分の2」かなぁ。完全に個人の好みですけど。
星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。本作品は主人公の心情の移ろいを荒削りながら丁寧に描いていますし、この信条が邪魔しなければ、星3つ付けました。
他にも「冷たい方程式」をアレンジした作品がカクヨム界を漂っているのでしょう。私にとっては2作目の遭遇でした。

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