端正な文章で綴られる、情緒溢れる恋愛小説です。お互い相手が好きなのに、傷つく事が怖くて心を曝けだせない。臆病な彼らが、どうしょうもなく愛おしい。触れそうで触れられない彼らの距離感に、どきどきしました。
小説家志望。 加筆修正した過去作品や新人賞の落選作品を投稿しています。 ファンタジー、SF、純文学など、手広くやってます。 感想等いただけると嬉しいです。
互いに深く傷ついていた二人が、互いを想っていながらも擦れ違い、でも最後には寄り添い合える関係。そんな二人の心の葛藤を丁寧に表現されていて、素敵だと呟いてしまえるほど。情景描写も物凄く丁寧で、頭の…続きを読む
婚約者を失った恭介。姉を失った時生。大切な人を失った二人は、夜光魚という架空の生き物を通して互いに惹かれ合っていく――雑味のなく透明度の高い表現。夜光魚を始めとする、昔の日本なのにどこか遠…続きを読む
夏の暑さや蝉の声、元気な子供たちの声が聞こえてくるようでした。2人の時間がゆっくりと過ぎているようで、これからどう変化していくのか楽しみです!
もっと見る