異世界は、一駅向こうに。

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21人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

薬玉に喩えた最初の理由は、読んでいて笑えるから。面白い。どの様に面白いか?は、読んでみてのお愉しみ。
微笑ましく笑ったり、クスリと笑ったり、ガハハと笑ったり。エピソードを重ねる毎に作者も肩の力を抜いたようで、ガハハ路線の笑いが増える。
でも、底辺にはシンミリしたものが流れている。
作者は、対人関係に奥手な事を卑下している風だが、二十代前半で悟ったように達観する必要は無く、きっと素晴らしい出会いが作品タイトルの如くに待ってますよ。
読書の世界に逃げ込むのは、私の様に片足を棺桶に突っ込んでからでも再開できますから。
まぁ、そんな感じで、薬にもなりそうなエッセイです。

★★★ Excellent!!!

飾り気のない、コミカルな文章がとても良い作品です。

全体的にシリアスで、話の一つ一つが濃い内容なのですけど、個人的に印象深いのが「対人恐怖」について書かれているところです。

これに罹患したことのある人でなければ、この辛さや感覚は分からないだろうと思いました。

★★★ Excellent!!!

達観や諦観はあっても、悲観はない。
嘘偽りのない言葉で、(そしてテンション高めに)書き連ねられたエッセイでした。
読んでいて何度もくすっと笑い、最後はすこーしだけ目の前が滲みました。
作者さんの心の動きが、嬉しさも悲しさもダイレクトに伝わってきて、本当に素敵な文章だと思います。
強く生きてください。

★★★ Excellent!!!

連載中ですがレビューを(腑におちない、まで読みました)。
なぜかよくわかりませんが胸に迫るエッセイです。ダークサイドに落ちかけている日常と、ほろりとする話、ホラーな話に、驚愕の遭遇体験と、全方向に話が広がっています。
なにより悲壮なのは作者がこれらを求めているわけでもないのに降りかかっているというところでしょう。このあたり半泣き、半笑いの何とも言えない雰囲気を醸し出してくれています。読んでいるこちらも笑っていいものやら泣いていいものやら、と微妙な心理状態に置き去りにしてくれます。
それでも作者の本を愛する気持ちがあり、祖父母への愛情があり、いわゆる世間とのすれ違いに孤高に立ち向かう姿だったりが、不思議な感動となって胸に残ります(ちょっと大げさですが…)。
本当は物語を読みに来たのですが、先にこちらにつかまりました。しっかりコメディです。笑い飛ばすのが礼儀かもしれませんね。

★★★ Excellent!!!

なんとも絶妙な分量。
この文章の成分の半分は哀愁で出来ています。

ひとしきり笑い、共感し、ずっと応援したくなったところで終わる。
終わらないで、もっともっと続きを見させて、応援させて!

そんな気持ちでページを閉じる。
なんだか今日は穏やかな一日になりそうです。

★★★ Excellent!!!

 別にホラーな話しがあるわけじゃない。
 興奮するような物語でも無い。

 ただ、たんたんと当たり前にあって気付きにくい小さな幸せを書いてある。
 それが、すごく温かい空気と読後感を生み出していた。
 物語のじいちゃん、良いですね。
 今年の初夏に他界した、私の祖父を思い出してしまった。
 と同時に、私はこの作品をもう一度読むことが出来るのはいつの事になるのだろう……
 あるいは二度とは読まないかも知れない……
 

★★★ Excellent!!!

何気ない日常、いつでも側にいる人、でもそれは永遠に続くわけでありません。

なぜだか読み終えた時に、胸がいっぱいになりました。
奇をてらった内容でも、どんでん返しの落ちがあるわけではないのに、もう一度読み返しす自分がいました。

読み手の心を、さりげないのですがキッチリ掴む文章。上手いです。

★★ Very Good!!

 欲望を満たすだけが幸せではない。安心できる居場所というのも、幸せの一つ。欲望の充足とは対極にある、癒やしと安らぎの、平穏という幸福。けどそれって、けっこう壊れやすいし、ありそうでない。なぜか? みんな自分のことしか考えないからです。私の幸せとアナタの幸せは違う。かくして世界は永遠に、不幸の連鎖が続いていく。まあ、それが現実か。