読み終わり、指先が震えた

 別にホラーな話しがあるわけじゃない。
 興奮するような物語でも無い。

 ただ、たんたんと当たり前にあって気付きにくい小さな幸せを書いてある。
 それが、すごく温かい空気と読後感を生み出していた。
 物語のじいちゃん、良いですね。
 今年の初夏に他界した、私の祖父を思い出してしまった。
 と同時に、私はこの作品をもう一度読むことが出来るのはいつの事になるのだろう……
 あるいは二度とは読まないかも知れない……
 

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