死の香り漂う青春でも、せめて人間らしく

本作は、前作『リレイヤーズ・エイジ』の直接の続編にあたる作品です。第二部と言ったほうが正確かも知れません。

ただし、Zweiになってからの視点は一貫して千雪視点です。
主人公たる統矢君ではなく、一貫して千雪視点で描かれていく世界・人物・戦いの日々は、前作とはまた違った魅力を引き出しているのです。
一部と併せて読めば、群像劇としての側面が浮き彫りになって来ます。

鈍色の青春を過ごす主人公達、彼らの奮闘を通して見えて来る戦場はどこまでも非情で冷たい。それでも、絶対の敵対者たるパラレイド〈セラフ級〉に立ち向かっていく姿は燃えますね!

皆さんも是非、青春と戦場に身を浸してみたいならご一読を!

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