きみはドリルを知っているか

きみはドリルを知っているか

オカルト界隈のネタが各所に散りばめられていつつも、本質としては非常に王道漫画なロボットモノ。ダイラセンという作品は真摯にエンタメをやり続けていたと思うんですが、その中で揺るがなかったのはやはり"主題としてのドリル"だったと感じました

Q.ドリルを装備したロボットといえば?
A.数限りなくある

Q.ドリルを主題としたロボットモノといえば?
A.実はそれほどない(鉄機調べ

中でも近年の作品でありながら、ドリルを主題にしたロボモノとしてグレンラガンの名を思い浮かべる方は多いと思うのです。かくいう自分もその一人

あの作品内におけるドリルとは二重螺旋を宿すモノ、進化を促すモノ、一回転すればほんの少しでも前に進むモノとして描かれた… 
それほどにグレンラガンで描かれたドリルロジックは素晴らしく、それがゆえに自分のような浅学のロボオタにはある種の呪縛をかけてしまったと思うんですよね

「ひょっとするとテーマとしてのドリルは語られ尽くしたのではないか」という呪縛

でも、違ったんですよ
あの螺旋円錐にはまだ語られていない事があって、また別の切り口が確かに在ったんですよ。それこそがダイラセンのラストバトルを締めくくるロジックだった。そこに感動した

ドリルの何たるかを感じてみたい方にオススメの一作!

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