我々は孤独でなければいけない――永遠と無限と輪廻が謡うリアルロボ浄瑠璃
近未来。
無人機によって世界のパワーバランスが狂い始めた時代。
大企業〝ZARATHUSTRA〟が開発したヒト型無人機〝リシ〟。
先進国にて対テロ、治安維持、警備で活躍する〝リシ〟が、ある時、日本で遠隔操作されるテロ事件が発生した。
警察も対処できない事態に、業務委託された民間軍事会社〝安曇野警備保障〟が秘密特殊装備〝イソラ〟で〝リシ〟に挑む。
人類の科学が生んだ技術系統樹に存在しない〝イソラ〟とは一体なんなのか？
〝安曇野警備保障〟を率いる代表にして芸術家である〝二代目〟の謎。
〝リシ〟によるテロ事件の裏側に潜む、〝二代目〟が〝超人〟と呼ぶ敵。
それは、ヒトが選択する新たな途。
そして、うねり、絡み合い、渦巻くさなか、唐突に訪れる人類の転機。
「イソラ」「超人は夢を見ない」に続く、近未来「極人計画」シリーズ三部作の最終章。
――我々が選ぶべきは、永遠と共にゆく途か、無限を共にする途か、誇りある停滞か。
今、〝二代目〟と呼ばれる男の戦いが始まる。
