絶望に瀕した世界で、それでも少年少女は恋をする。

まずロボット物として
とても設定がしっかりしていて読み応えがあり、
文章がとても読みやすく内容がわかりやすいです。


その上で、世界観とキャラクターの描写がとても素敵です。


人類が謎の敵パラレイドに侵攻され人型ロボット
PMR《パメラ》で抵抗するも戦況は絶望的。

余裕がなく年若い少年少女を使い捨てで
戦場に送るほどモラルが低下した世界。

それに反発しながら慣れてしまってもいる
主人公たち幼年兵。


世界を覆う絶望は確実に登場人物たちの心をむしばんでいる。


それでも。


少年少女たちは仲間達と友情を結び、恋をし、一喜一憂する。
平時と変わらないみずみずしい青春がそこにはある。
その様子がたまらなく愛おしい。


対照的な2つの要素がどちらも素敵に表現されていて、
それがお互いを引き立てていると感じました。

私のつたない文章ではとても魅力を伝えきれません。
まだの方はぜひ、ご覧になってみてください!

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