夏の思い出はそれだけで脚色しすぎてしまって、ずるいから。

どれだけ素敵な思い出もいつかは色褪せて、
自分の成長と共に咲き終えた花火のように消えていく…

そんな感覚を丁寧に描いた短編。

ゆっくり淡々と、少しだけほろ苦さを挟みながら綴られていく、
少女から大人の女性への成長の物語でした。
作者様のあとがき?も近況ノートで拝見して納得。
確かにこれはハッピーエンドだなと私も思う。

明日お祭りに行くので読まずにはいられませんでしたよ!
また何年後かに自分で浸りたくなるような思い出を作れますように。
そしてそんな思い出が色褪せてしまうくらい
もっと楽しい思い出を重ねていけますように。

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