「異形」そんな言葉の似合うストーリー。

スマホに依存している人間の姿って、ある意味でこうなのかもしれません――滑稽で歪で、視野狭窄な。

時を喰らうという設定とスマホとの連動感、アプリによっての能力変化など、テーマからして斬新ですが、ストーリー展開も先が読めず、翻弄され続けるような感覚で一気に読み切ってしまいました。

白いアレが結局なんなのかとか、一部わかりづらい点はあるものの、そういうところで評価を下げるのは惜しい、そんな魅力に溢れた作品です。

緻密でアーティスティックな絵柄で漫画になったのを読みたいです。

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