Fragment

仕事中毒で戦闘狂。始末屋アーク・レインドフは仕事の依頼があれば古今東西どこにでも足を運んだ。
強者と戦えることを喜悦とし、仕事をこなすことを至福とする。
アークは、レインドフ家に仕える執事とメイドと、慌ただしくも愉快な日常を送っていた。
時には、王族やその側近から依頼があったり、魔族と人族の争いに介入したり、婚活をしたり、仕事に熱中してその辺で倒れたり。
そんな日々の終わりが訪れるまで楽しむ。
永遠ではない。何故ならば――アークと執事のヒースは、誰にも邪魔されない殺し合いを切望しているから。
叶えられるまでの、期間限定の日常。