僕には天の川を歩く君の後ろ姿を見ることしかできない

　予備校の夏の夏期講習に通う高校三年生の三枝 航一(さえぐさ こういち)は、自転車で向かう道中にある河原で少女を轢きそうになる。
その少女は、鹿野 葉月(かの はづき)と名乗り、時期に合わない格好をしていた。その少女はいつも河原で独り川を見つめているので、航一が予備校の行き来に話しをしていく。
　時より口に出す、葉月の言動に航一は違和感を持つが聞き出す事が出来ない。
この、いつも河原にいる少女は何者なのだろうか。