最初は嘘偽りのない真実。一年経った今、彼が語るのは。

 知らずにいたとはいえ、告白した相手の最も鬼門に触れてしまい、ビンタをくらう所から話は始まります。
 それから各月の最初の日、二人の関係が縮まるさまが描かれて短編とは思えない充実した描写は見事の一言。
 オタク同士というなじみやすい題材を選びつつ、切ない恋愛感が見事。
 二人の恋の行方に共感できます。

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