これは、無料で公表されているアマの小説が盗作され、その犯人が警察に捕まるまでのリアルな話。
つまり、カクヨムで作品をあげているすべての人にとって他人事ではない話。
さらに、無料で公表されるアマ作品の著作権侵害による逮捕という、日本でそれまで前例のなかった事件でもある。
私たちがもし同じ目にあったら、この事件を参考にして戦うことができる。警察も動きやすいだろう。すでに前例があるのだから。
でも、前例があるケースを戦うのと、まったく前例のないケースを戦うのとでは被害者の負担は雲泥の差がある。
その一人目となって戦ってくださったこと、前例を作ってくださったことに、最大限の敬意と感謝を表したい。
作者さんはご自分の作品と、お友達の作品を守るために戦ったのでしょう。けれどそれは、その背後にいる私たちのようなたくさんのアマ作家の作品を守ったことにも繋がる偉業ともいえるものでした。
本当にありがとうございました。
無料だろうが有料だろうが、名作であっても、例え駄作だと言われたとしても、作品には作家の魂が込められています。
どんなにもっともらしいことを振りかざしたり、例えそれが歪んだ善意であったとしても、盗作が被害にあった作家に与える精神的苦痛は計り知れません。
無料で公開している上に、デジタルテキストであるために、Ctrl+C,Ctrl+Vのたった2つの作業でいともたやすく盗作ができてしまいます。
この作品は無料のWEB小説で盗作被害に遭われた作家さんと、その加害者の顚末が実録に近い形で記されています。
(作中ではフィクションと記されていますが、非常に生々しく描写されています)
自分の大切な作品を守るために、是非ご一読をお勧めします。