死とは何か。生きるとは何か。そんな、普段は当たり前に脳内で定義できていたことを、揺さぶられる。死とは……生きるとは……どういうことだったんだっけ(混乱)
とびの ゆう と読みます。 キャラクター文芸、異世界恋愛、異世界ファンタジーなどを書いています。
私たちが今生きていることと、私たちが今感じているものとは何なのか。現代よりも少しだけ科学技術と倫理観が手を伸ばした世界を通して、そこへと向かいつつある今の私たちの世界へ問いを投げかけている秀作。
小説の中にもタバコの件などで出てきますが、もう既に、こういう倫理の逆転がかなり起こっていますよね。今正しいとされている事が、以前はとんでもだったり。。民主主義って、多数派が正しいという概念ではないん…続きを読む
タイトルに惹かれてずっと気になっていた作品。矛盾をはらんだ倫理観の推移を、巧みな構成と淡々とした文体とで描ききっている。淡々としているけども、実はむせび泣いているような気配が漂う。
現在の動物愛護とかの延長線上にあり得るんじゃないかと思わせるようなSF短編小説。タイトルのセンスがいいです。すごくSF的で、個性的で。おもしろかったです。ありがとうございました。
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