このひっくり返しは、読後に腕を組んで、宙に目をはわしますぜ!

抒情詩的な物語と思いきや、ラストでガツン! と衝撃を浴びせられます。
いったい何があり、どうして主人公はそんな境遇に置かれていたのか。
さらに、描かれていない最後の先は、何が待ち受けているのか。

タイトルからいけばハッピーエンドであってほしいと願います。
でも、そう想像できないのは私だけでしょうか。

短いお話なのに、読み手に様々なシチュエーションを考えさせる妙作とでも申し上げましょうか。
読んだ五分間の後に、少なくともその十倍の時間、あるいはそれ以上の余韻を残す物語です。

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