彼は海の色

私は海が好きです。

喜びも哀しみも表してくれるような海が大好き。

その海が繋がりとなるこちらの作品がとても好きです。

一時期、スローライフという言葉が流行りました。当時は、殆ど田舎生活と同義語だったような記憶が有ります。
この小説の舞台も田舎みたいですが、都会の対義語ではなくて、文字通り、一歩一歩ゆっくりと着実に進んでいきましょうという生き方が滲み出た良い小説です。
主人公の２人は、結婚を前提に交際しているようなので、恋人とはニュアンスが違います。でも、愛を語るほどにはガッついていない。まさにスローライフな愛情の育み方です。
だから、ホッとするし、ほのぼのとします。
作者は、実際に田舎暮らしみたいですが、生き急いでいない。それが伝わってくる作品です。
(雪国=田舎は偏見ですが・・・)
他の作品も読ませていた…続きを読む

心が揺れます。ギュウッと心が収縮しました。

泣けます。彼の優しさに彼女だけでなく、勝手に自分まで癒されます。

なんだか疲れた時や心が弱っている時にこのストーリーを読んで、泣いて心を洗いたい。

お酒のボトルキープならぬストーリーキープがしたいです。キープとはいえ、皆さんよかったら一緒にシェアしませんか？ 極上の短編ラブストーリーです。

海の町で繰り広げられる恋模様。
素敵でした！
不器用だけど、優しくて、じんわりあったまるお話でよかったです！