近未来の世界。完璧にコントロールされ、効率化最適化された車社会。その裏にある、ちょっとしたエラーでできた人間味のある空間。質の高いSF短編を堪能した読後感を感じた。
とびの ゆう と読みます。 キャラクター文芸、異世界恋愛、異世界ファンタジーなどを書いています。
到達できない場所というネタはSFで昔からあるが、これは秀逸。現代的でもある。
あらゆるものが自動化され最適化されて、日常の中から冒険というものが一切消え去った未来。 この世界では、ナビさえあれば運転手はいらない。あらゆる道路がナビにインプットされていて、自動運転に任せたま…続きを読む
システムは完結していなければならない。円環のように、始まりも終わりもなく、流動的であり、かつ、静なる面も見せてくれなきゃあ嫌だね。 その閉じたサーキットの中にこそ世界は構築されて、システムの作…続きを読む
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