この名前、わかるあなたは転生者。 斎木リコ
冒険者ティザーベルは前世日本人だった記憶を持つ転生者。同じ境遇のギルド職員がいる事から、探せば他にも同郷の人間がいるのでは、と思い自らのパーティー名に日本語で「オダイカンサマ」と名付けた。もし同郷の人間が困っていたら、少しでも手助けが出来るように、との思いからだ。
珍しい魔法職の冒険者な為面倒に巻き込まれる事も多々あるが、「人外専門」をうたい文句に今日も好き勝手に進んで行く。でも依頼はちゃんと完遂する。
他サイトにも投稿中。
目次
完結済 全274話
更新
- 海賊編
- 一 その名はオダイカンサマ
- 二 冒険者稼業はヤクザな商売
- 三 会議は踊る
- 四 ある時は行商人の護衛、またある時は……
- 五 悪い鬼はいねがー?
- 六 静かな港街
- 七 広場でパニック
- 八 牢屋の出会い
- 九 ビフォーアフター
- 十 オーダー入りましたー
- 十一 裏取引
- 十二 崖の上の釣り人
- 十三 海賊達
- 十四 一本釣り
- 十五 帝国海軍将校ギザウィック
- 十六 えー……?
- 十七 追加報酬
- 十八 勝手にしやがれ
- 過去 出会い編
- 十九 縁の切れ目が金の切れ目
- 二十 女子会
- 二十一 楽しい夜はふけて
- 二十二 酔っ払い共
- 二十三 お約束
- 二十四 さよなら、ラザトークス
- 二十五 水上の賊
- 二十六 掃き溜めに鶴
- 二十七 黒い噂
- 二十八 襲撃者
- 二十九 軍監察官
- 三十 それぞれの事情
- 過去 帝都編
- 三十一 帝都ナザーブイ
- 三十二 お兄さんいい人ー
- 三十三 腹が減っては戦は出来ぬ
- 三十四 下宿屋
- 三十五 帝都の初仕事
- 三十六 勧誘
- 三十七 執着
- 三十八 モファレナ
- 三十九 変化
- 四十 オダイカンサマ、誕生
- 四十一 幼馴染み
- 四十二 パーティー脱退
- 四十三 巻き込まれたから見届ける
- 四十四 毒
- 四十五 ギルド本部長
- 四十六 初依頼
- 過去 香辛料都市編
- 四十七 寂れた街道
- 四十八 香辛料都市
- 四十九 胃を直撃する香り
- 五十 カレー
- 五十一 魔法道具
- 五十二 筋書き
- 五十三 キケンブツ
- 五十四 出直し
- 五十五 圧勝
- 五十六 優しさ
- 五十七 大きい貸し
- 五十八 再会
- 五十九 不穏な情報
- 六十 それも日常
- 世直し編
- 六十一 帰還
- 六十二 女子会再び
- 六十三 ギルド統括長官
- 六十四 北の街
- 六十五 ゲシイン支部長
- 六十六 採取
- 六十七 損と得
- 六十八 罠
- 六十九 ギミック
- 七十 地下
- 七十一 高額素材
- 七十二 露見
- 七十三 ダウン
- 七十四 合流
- 七十五 真実
- 七十六 故郷
- 七十七 始動
- 七十八 騒動
- 七十九 大森林
- 八十 ラザトークス支部名物
- 八十一 昔馴染み
- 八十二 提案
- 八十三 騙す者、躱す者
- 八十四 シンリンオオウシ
- 八十五 彼等の吐いた嘘
- 八十六 しつこい男
- 八十七 決着
- 八十八 引導を渡す
- 八十九 明日への一歩
- 九十 恒例の
- 修行編
- 九十一 帝都本部の引き取り所
- 九十二 藤沢菜々美
- 九十三 大物取引
- 九十四 ギルド本部での一幕
- 九十五 クイトという人
- 九十六 作戦会議……?
- 九十七 初日
- 九十八 初級終了
- 九十九 魔力炉という道具
- 百 陶板焼成
- 百一 記述用インク
- 百二 陶板作成
- 百三 魔法道具の術式回路
- 百四 資料
- 百五 試運転
- 百六 懐かしい顔
- 百七 不穏な依頼
- 百八 いい傾向
- 百九 運河を行く
- 百十 出揃う
- 百十一 条件
- 百十二 蚊帳の外
- 百十三 二人の事情
- 百十四 襲撃者の正体
- 百十五 王子様
- 百十六 実験
- 百十七 奥地の魔力 一
- 百十八 奥地の魔力 二
- 百十九 隠居所の生活
- 百二十 それぞれの道
- 百二十一 新しい依頼
- 遺跡編
- 百二十二 奥地へ
- 百二十三 初遭遇
- 百二十四 入り口
- 百二十五 地下空間
- 百二十六 地下都市
- 百二十七 中央塔
- 百二十八 パスティカ
- 百二十九 六千年
- 百三十 失われたもの
- 百三十一 コピー
- 百三十二 罠
- 大陸探索編
- 百三十三 見知らぬ村
- 百三十四 やるべき事
- 百三十五 出発
- 百三十六 拾いもの
- 百三十七 エルフ
- 百三十八 穴の底と、木々の陰
- 百三十九 一網打尽
- 百四十 ハリザニール
- 百四十一 里へ
- 百四十二 森の道
- 百四十三 里の中
- 百四十四 立ち会い
- 百四十五 裁き
- 百四十六 交渉
- 百四十七 特産品
- 百四十八 里の奥へ
- 百四十九 懐かしき場所
- 百五十 実験
- 百五十一 昔話
- 百五十二 邪魔
- 百五十三 目覚め
- 百五十四 ティーサ
- 百五十五 再起動
- 百五十六 帰る者、去る者
- 百五十七 都市の復活
- 百五十八 懐かしくない故郷
- 百五十九 疲労
- 百六十 倉庫
- 百六十一 注文
- 百六十二 修正
- 百六十三 出立
- 百六十四 モグドント
- 百六十五 罠にかかったのは……
- 百六十六 雨の道行き
- 百六十七 水運の街
- 百六十八 地下のエルフ
- 百六十九 説得
- 百七十 魔女狩りの国
- 百七十一 周辺の解放
- 百七十二 王都アデート
- 百七十三 悪魔
- 百七十四 エサレナ
- 百七十五 王都のエルフ達
- 百七十六 悪魔の独壇場
- 百七十七 地下都市探索
- 百七十八 久しぶりの
- 百七十九 森の中の村
- 百八十 祈りの洞
- 百八十一 マレジア
- 百八十二 スミスという男
- 百八十三 猪狩り
- 百八十四 ヤパノア
- 百八十五 動力炉の罠
- 百八十六 三つ目の都市の再起動
- 百八十七 隠れ里
- 百八十八 マレジアからの依頼
- 百八十九 再会
- 百九十 新天地
- 百九十一 獣人の里
- 百九十二 別れ
- 百九十三 検査
- 百九十四 治療完了
- 百九十五 新しい剣
- 百九十六 東洋の色
- 大陸謀略編
- 百九十七 教皇庁にて
- 百九十八 故郷の味
- 百九十九 待ち人来たる
- 二百 レニル
- 二百一 七番都市
- 二百二 潜入
- 二百三 大演武会
- 二百四 助け手
- 二百五 廊下での一幕
- 二百六 聖都
- 二百七 しばし休憩
- 二百八 フラグが立った?
- 二百九 シーリザニア、急襲
- 二百十 悪魔再び
- 二百十一 燃え尽きる街
- 二百十二 短い会見
- 二百十三 爪痕
- 二百十四 新女王の行動
- 二百十五 裏切り者
- 二百十六 進む、停滞する、見つかる
- 二百十七 頼み事
- 二百十八 地下にいるもの
- 二百十九 救出
- 二百二十 黒
- 二百二十一 エルフの魔力
- 二百二十二 隠れ里の襲撃
- 二百二十三 激突
- 二百二十四 痛み分け
- 二百二十五 査問
- 二百二十六 正体
- 二百二十七 再起動へ向けて
- 大陸西側編
- 二百二十八 西へ
- 二百二十九 囲まれた
- 二百三十 領主の城
- 二百三十一 魔物狩り
- 二百三十二 結果報告
- 二百三十三 首輪
- 二百三十四 モンスター
- 二百三十五 憑依
- 二百三十六 休養
- 二百三十七 三番都市
- 二百三十八 ステッキダンス
- 二百三十九 使い勝手のいい悪魔
- 二百四十 十一番都市
- 二百四十一 入り口の変更
- 聖都編
- 二百四十二 新生異端管理局
- 二百四十三 異端管理局長
- 二百四十四 予告
- 二百四十五 スンザーナの依頼
- 二百四十六 決戦
- 二百四十七 吸収
- 二百四十八 決意
- 二百四十九 開始
- 二百五十 ジョン・ウォルター・スミス
- 二百五十一 出現
- 二百五十二 崩壊
- 二百五十三 後始末
- 二百五十四 二番都市
- 終章
- 二百五十五 つかの間の休息
- 二百五十六 イネスネル
- 二百五十七 帰還準備
- 二百五十八 帝都からの使者
- 二百五十九 懐かしい人達との再会
- 二百六十 行って帰って
- 二百六十一 記録映像
- 二百六十二 意識の変革
- 二百六十三 これから
- 二百六十四 引きこもり生活
- 二百六十五 診察
- 二百六十六 交代
- 二百六十七 告白
- 二百六十八 思い煩う
- 二百六十九 のろけ
- 二百七十 四つの地下都市
- 二百七十一 予定通り
- 二百七十二 同盟
- 二百七十三 大事な言葉
- 二百七十四 それから
おすすめレビュー
★1,045
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★★★ Excellent!!!
魅了されました❣️ @himuka22
この小説はまだ完了していませんがどう変化していくか、その流れが気になってついつい引き摺り込まれ型の読書になりました。
途中の感想はその区切りの感情をありにまま表現してきましたがここまで入り込み型になってしまうとは思っても見ませんでした。
それほど内容が多義にわたり、面白くまとまっていました。楽しい作品です。
★ Good!
この作品に、星があまり着かない理由 @utasuki
行間を開けていないため、読みづらい。
また、説明が長い。
だから星も付きにくいんだと思う。
面白い部分があるだけに勿体ない。
所々描写が前後していて、説明にハテナ?と思う事がしばしばある。
主人公の目的もよくわからない。
毅然としてればいいものを、権力者に対して変に小心者で、ハッキリ言わないし、権力に負けて従うだけ。見ていてイライラする。
前世のアドバンテージを生かせていないのも残念。
★★★ Excellent!!!
世界も権力も、ドデカく、深い。ままならないけど、私は好きに生きていく。 @ssapmo
少女主人公の異世界転生冒険譚です。
成人するまでのストーリーは省略されていますが、孤児院で育ち、独力で魔法を学び、転生児にあるあるな言動が遠因で地域社会で差別されてきたことが語られています。
戦術的には現ストーリー上で最強主人公だと読者からは推測できるほどの腕前です。
ただし、それを当人は知ろうともせず、また周囲も最低限の人間しか知りません。
もちろん差別してきた社会には逆えず、また権力にも逆えませんし、思慮深さから対立しようともしません。
冒険者といえば食い詰め者が転がり込むヤクザな職業というのが本作品での冒険者の位置付けですが、主人公は辺境のそこそこ大きい冒険者ギルドの支部長にすら遠慮してロクな交流もできない、と言えば権力の底知れなさと彼女のスタンスが分かるかと思います。
自身への差別の解消や、社会的地位の一足飛びな向上など出来るはずもなく、社会問題の解決も当然ままならない。時にホゾを噛みながら、手の届く範囲の人間を救い、時に権力者に振り回されながら、世界を回り知見を深めていく。骨太な冒険譚が読める作品です。
地域の特色ある描写や、魔導に関する奥深い設定など、世界設定がしっかりと構築されていて、まさに世界は広いを実感できる作品となっていますので、腰を落ち着けて浸ってみてはどうでしょうか。