いにしえの人々の生の声

昔の人にとっての和歌はコミュニケーションツールで、今で言うと電話やメール、LINE、Twitterなどと同じ位置付けですので、ほとんどは気軽な/生々しい、生きた「人の声」です。
そんなことを改めて気づかせてくれる、とてもいい作品でした。

どの超訳・解説も分かりやすく、いい感じですが、特に恋に関する説明が楽しく、こういう解釈もあるんだなとうなずいたり、くすくす笑ったりしながら読みました。

あと百人一首をする人には、「決まり字」までフォローしているのがちょっとポイントかもしれません。

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