物語の主軸は近未来にありえる技術。そしてその結果生まれた3人の「わたし」。どうか最後まで読んでください。その最後は決してひとごとではないから。物語は未来であっても「彼女」は現実にありえることだから。
褒められるポイントが多過ぎて、どこから褒めたらいいのかわからないぐらいの傑作SF。作中の技術は全て現在の技術の延長線上にあるもので、「将来は確かにこんな世界になるのかも」と思わされる説得力があります…続きを読む
読み終わって、ああ、これは自分の好きなネタだなと実感したのですが、何が良いかと言われると、すまぬ、語彙力の関係上上手く言い表すことが出来ないのだ!となってしまって今非常に苦労しています。なんていうか…続きを読む
一人語りが中心となり、SF的であり哲学的な内容で、さらに、わたし、‘わたし’、“わたし”、彼女、ミキを把握するのにちょっと手こずりましたが、二話目ぐらいにはハッキリと区別する事が出来ました。わたし、…続きを読む
SFには、想像力を開放してエキセントリックな体験をさせてくれるものと、技術的な背景に基づいて陰鬱な内省を迫られるものと、二種類ある。この『わたし、‘わたし’、“わたし”。』は、完全に後者だ。デ…続きを読む
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