もがき進む先にあるかもしれない幸せ

世の中は優しくない。けれども誰もが幸福という、ぼんやり遠くに見えるランドマークに向かってもがきながら進んでいる。
そういう誰の前にもある日常が、静かに描かれているところに好感がもてました。
激しい場面もあるのですが、どこか冷静な筆がかえって感情を揺さぶってきて、思わずパソコンの字列に手を差し伸べてしまいそうになりました。

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