女房にも邪魔されない、何気ない夏夜の孤独な憩いを、不意に打ち破る不気味な影。
ニヒルな雰囲気を漂わせる男の前に突如として現れたのは、かつて幾度となく男と激闘を繰り広げてきた黒き一族の親玉。
僅かな動きの狂いが命取り・・・抜くタイミングを計る『俺』と、傲慢にも思える居姿を晒す『奴』の間で、空気が極限まで圧縮されていく・・・
果たして勝つのは『俺』か?『奴』か?
永き因縁に終止符を打つ戦いが、今、始まる・・・
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何の疑いも無く読み始めて見事に引っかかっちゃいましたw
ネタを知った後で読み直しても、少しも表現として苦し紛れなところのない、見事な叙述トリックです!^^