ファンタジーに定評のあるプロ作家さんの作品

 酒瓶を揺るがぬ生涯の友と見出してしまった元英雄。辺境の地に飛ばされ、腐っていたところで父上にたいそう心配され、いっぷうかわった嫁を貰う。
 謎の嫁、ユリーシャは騎士のごとく質実剛健な性質を持っており、亭主と定めたジラルドを立て直そうと小言を挟み、自身もためらわずメイド姿になるなど早くも適応しているが、赤毛の村人の娘にして愛人ポジションのハンナは「っす」という田舎言葉を紡ぎだす。
 変わりゆく環境。
 まだまだ序盤ですが期待値は高めです!

 三話からやはりと申しますか、ドロドロしてきました。いい感じです。

 五話くらいから物語にメリハリが出てきます。スローライフと思って読んでると不意打ちクラッシュ食らいます。

 最終話まで読みました。途中から熱い軍記物となり、孤軍奮闘のかく乱シーンなどが特によかったです。

 全体的に期待通りの質の高い文章で大変楽しませて頂きました。
 ありがとうございます(`・ω・´)

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