ああ、謎が解けてゆく!

 これは「本格ミステリー」だと思います。
 なぜなら「ミステリー」と言う言葉には、神秘、不思議、人智では計り知れないことと言う意味が含まれるからです。
 「推理」または「推理小説」を表すコトは言うまでもないでしょう。
 探せば類似の作品が存在するかもしれませんが、この作品はミステリーの言葉が持つ両方の側面が見事に表現されています。
 「真実は一つ」です。
 しかしなぜそうなったのか?それは当事者以外は知りえぬコト、作中でも表現されるように「心霊」と言う言葉を普通に見れば、「胡散臭さ」が香ってしまいます。
 「ラノベだから良いか?」的な思考で受け止めてしまいがちですが、この作品はそうではありません。
 作者さんの価値観、意志と言うか野心の様なものが見えて来ます。
 まさに「ダイイングメッセージ」(←この言い方はおかしい?)!!と言うモノがこの作品に在り、それが紐解かれてゆきます。
 あまり書くとこれから読む方に失礼なので控えますが、これから読む方へ、最後に「姫」と言う言葉も含め、綺麗に解決される様を読んで頂きたいと思います。

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幻の呪い姫

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