それぞれの謎と後悔から、希望へ……。

タイトルにもある「幻」と言う言葉が深い意味を含んでいたなあ…と思った作品でした。
人が死んだというちょっと怪談風な謎から始まり、皆が現在と過去でどう関わっているのだろうというミステリーが話の展開にテンポを添えてくれます。
幽霊の存在の是非において対立する二人の少女と、二人の助けを借りて謎を追う主人公の少年。あまり馴染みのない交霊会なるものも登場し、切ない恋心も葛藤もあって、一つのジャンルとして括るには勿体ないドラマを読ませてくれました!
読みやすい文章で混乱もなく読める作品でもあります。
少年は最後に何を知り何を思うのか。
是非ご一読下さいm(__)m

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