レトロタッチで描かれた、爽やか「青春スケッチ」

70年代でしょうか。空気の中にも夢が漂っていた頃の日本を感じました。その懐かしい感触がとてもいいです。
日本ではもう、空気の中には夢の粒子は発見されない筈なのですが、それでも主人公の二人の少女は夢を見続けようとします。
現代の夢はアミューズメントパークのイルミネーションに投影するものに変化していますが、それでも夢は夢。
二人が何よりも夢をみることを優先させる姿勢に若者らしさを感じました。
この作品では、そんな二人の少女の交歓が丁寧に爽やかに描かれています。



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