概要
「アバターシステムを導入しましょう」 その一言に場はざわめいた。
「アバターを飾り立てるアイテムは、基本的に『書くこと』と『読むこと』の二つの方法で入手できるようにしております」
誰かが「カクヨムだ……!」とつぶやいた。
若干十七歳の天才美少女編集者・マリー・アントワネットは語る。
「書くことでは、例えば『ファンタジーの長編』を書くことによってこういった剣などのアイテムが手に入ります」
手元のPCを操作すると、スクリーンに映ったパンツ一丁の男性キャラクターが、剣を装備した。
ほう、と誰かが漏らした。
「つまり、その作者がどういったジャンルを重点的に書いているのかが、視覚的にわかるというわけだな」
「その通りです」
マリーは平たい胸を張った。
「さらにこの剣を装備すると、効果が発揮されます」
「それは」
「入手PVが5%アップします」
場がざわつく――。
誰かが「カクヨムだ……!」とつぶやいた。
若干十七歳の天才美少女編集者・マリー・アントワネットは語る。
「書くことでは、例えば『ファンタジーの長編』を書くことによってこういった剣などのアイテムが手に入ります」
手元のPCを操作すると、スクリーンに映ったパンツ一丁の男性キャラクターが、剣を装備した。
ほう、と誰かが漏らした。
「つまり、その作者がどういったジャンルを重点的に書いているのかが、視覚的にわかるというわけだな」
「その通りです」
マリーは平たい胸を張った。
「さらにこの剣を装備すると、効果が発揮されます」
「それは」
「入手PVが5%アップします」
場がざわつく――。