端正で上品な恋愛小説だと思う。ゲーム好きには特にオススメ

 
 「恋」「愛」「好き」という言葉を使っていないのに、「ぼく」の抱く、純粋で透明な恋情が伝わってきて、とても良かった。
 あまりにもプラトニックなので、恋という言葉を使っていいのかためらうほどです。
 ゲームセンターの描写も素晴らしい。暖かく牧歌的で、いいなあと憧れます。私の好きな「昔のゲームセンター」はヤンキーとオタクがドロドロに闇鍋している、サツバツとした場所で、あれはあれで魅力があったのですが、この作品みたいなゲームセンターあるなら行ってみたいです。

 他の作品も上手いですが、これは特に好きです。

 
 

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