セシルの思いは世界を変える

この物語、セシルが強く思わなければはいはい売春婦売春婦で終わるんですよ。だってそういうレベルの生活だもの。

でもセシルは強く思ったんです、そういうモノよりも、男であっても、違う道で活きたいと。

そこから世界は、灰色から、打って変わって色が付いていきます。私は淡い単色からだんだん虹に見えてきたかな。加わっていくんですよね。そう、加わるのです。
この色が合うかどうかは読者さんの好みです。


文体とかの説明。
完全なハイ・ファンタジーです。なんちゃら転生なんちゃら令嬢なんちゃらMMOにゲーム系など、大量にある流行り物に疲れたそこの貴方、これを読んでリフレッシュというのはいかがでしょうか。


残酷なところは残酷に、かっこよくするところではかっこよくという、出来そうで出来ない描写をさくっと書いていて本当素敵です。

後半男性陣がちょっとナヨナヨしているかなーという感じはしますけれども、筆者が優しいのでそうなるんでしょう、きっと。

数年かけて書いているので伏線とかの回収は完璧です、序盤のちょっとした設定をしっかりと後半まで持っていって書いてます。

素敵な作品です。

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