仏罰が下る(真顔)

さらりとしているのに濃厚、匂い立つ個性、非常に味わい深い。

コンパクトで、トンチが効いていて、オチもある。一休さんパロディに求められる作話技術は高い。それを当然のごとくにクリアしてからの、容赦なくまぶされる下ネタ。
下ネタがこれでもかというほど丁寧に散りばめられている。むしろ敷き詰められている。土台の話からして下ネタなのに、その上に下ネタをトッピングする。下ネタミルフィーユ。

人生でこれほどまでに下ネタまみれの文章を読んだことがあっただろうか、いやない。あってたまるか。官能小説ではなくて下ネタ小説。エロがエロくならず、おかしみを醸すギリギリを攻め込み続けるエクストリームレーティング、面白い。バスの中で読んで悶絶している。

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