この世に溢れ返る程ある異世界グルメ物。これもまた、それの一つに数えられるのではあるが、たった一話で続ぎの話を求めたくなるのは珍しい。舞台となってる店も明らかに異世界転移して来た感じなのにも関わらず、話にはほとんど触れないのもある意味新しい。いやぁ、続きがあったら是非とも読みたいですねぇ。
この世界の人々の普段の食生活が気になって仕方がない!!!あーー気になる、気になるよっーー!
軽いファーストインプレッション殺しになってしまうが、キュウリと白菜の漬物がある。サバ(ではない)の味噌煮がある。味噌汁がある。醤油もある。 どうして米がなかったんだ……これはあんまりな仕打ちではないか。神よ。この世界のタラコが咽び泣いている。神よ。なので星二つです。 そういうわけで女騎士がごはんの出処を深く詮索しないのも魂が求めているからだし、普段塩辛いと思っているタラコを注文してしまったのも運命が彼女に囁きかけたのだ……。見えざる力を感じる。米を崇め奉る者の見えざる手を感じる。その手に引き寄せられて今日もお米食べよう。 コンパクトで力技を楽しめます。
読み終えた後に思い浮かんだのはこの言葉でした。
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