しとしとと、新緑に煙るサナトリウム

静かな、時に騒がしいサナトリウムでの、少し不思議な出来事が溶け込んでいく日常の物語。言葉が降り積もっていくような淡々とした静けさと、当たり前のように存在する不思議なものたちとの日々がとてもあたたかく、読んでいて心地が良かったです。
しとしとと雨が降る昼に、冷たくて眠れない夜に、読みたくなる話だとおもいました。