どうか、この物語たちがフィクションでありますように
- ★★★ Excellent!!!
テレビやネットや新聞で見るニュースの片隅にこの物語へと繋がる事実の断片がありはしないかと、ある種の恐怖を持って見てしまうことがあります。人間が生きていること、人間が生きていくために必要なこととして生じたはずの社会が今、人間が生きていける仕組みではなくなってきていること。それをこの身で薄々、あるいはひしひしと感じているからなのでしょうか。
いつかフィクションが現実になったとき、せめてそれがかつてフィクションであったことを忘れないためにこの作品が残り続けていくことを願います。