そして私は、明日も生きているのかしら?例えば生と死のように、あまりにも近過ぎて見えない、見えていない、日常。その日常を、問う物語たちです。あなたは、日常を、認識していますか?
長編を書いてみたいと思い続けて、短編を書いている人。更新にムラ有り。
題材や題材の扱いかたから作者の感性(センス)が伺えます。悪い言い方ですが、ほかの人が書いたら軽んじてしまったり、重すぎてしまうかと…丁度いい〝明るさ〟でかつ読み手の心に届く物語です。ぜ…続きを読む
話を読み終えれば、心のどこかではっとする。そんなスパイスが隠されている。どこにはっとして何を思うかは、読んだ人次第。読んだ人の数だけ、この物語は続いていく。そんなお話が、この掌編集には詰まっている。
日々を生きる中でふと覚える小さな違和感をうまく拾い上げて、さっぱりとしたテイストのお話に仕立てている。素材を生かした、ほろ苦い大人な味。
平和と思っていた次の瞬間に絶望はやってくる。自分には関係ないと思っている人の隣に絶望は控えている。絶望に陥った時こそ人の本質が見えてくる。だからこそ読むべき話と言える。ただの暗い話で終わらな…続きを読む
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