明治から昭和初期を連想させる、独特な雰囲気のホラー。日常が消失していく描写がとても上手いと思いました。
古典作品の訳やオリジナル小説、現代語の古語訳などを書いています。 [Site] https://yamanekoya.net
読みやすかったです。個人的には京極夏彦氏の文章を思い出しました。滑らかで、動きがあって、主人公が少し閉じているところも。寝る前に布団の中で読みたいような掌編でした。まさかカクヨムでこのような作品…続きを読む
懐かしくも読みやすい文体で、作者の造詣の深さがひしひしと伝わります。物書き一年生としてとても勉強になります。まるでモノクロームのようなレトロや世界観が感じられて、読んでいて想像力が大いに掻き立て…続きを読む
一度読む。ふーん面白い。しばらくすると、また思い出して読んでしまう。ふーんますます面白い。そしてまた……段々と魂が壺に吸い取られていく。早く、蓋をしなきゃ。あれ?蓋はどこにいった?
中国の故事をもとに書かれた短編。作者の力量に敬服しました。時代考証に基づく選び抜かれた言葉や台詞、そして物語の終局においての疾走感がすばらしい。眠れない夜、眠りに落ちる前に読み返したくなる短編…続きを読む
もっと見る