b. blue bud
肩よりも短く揃えた髪が揺れもう結えないと切なさに泣く
廃線をなぞる足取り軽やかにこのままふたりで行けたらいいのに
柔らかなその唇に触れさせてただ一度きり、夢でいいから
ピアスホールみたいにあなたの心にも消せない穴を空けられたらな
きみのことを嫌いと言えるほど僕はまだそんなに知らないだから知りたい
午前三時唸るラジオのノイズだけ耳に取り込み海を思う
フリルにレース、ドレープは砕ける心隠す鎧
ふわふわと沈む深海瑠璃色の拍動だけが脳髄に響く
重ねた手触れた粒子が混じり合い 心ごと全部伝わればいい
癖っ毛や煙草の香りも好きだけど、やっぱりあなたの背中が好きよ
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