j. just be ME.
手を振るきみの面影が日毎滲んでく さよならの声しか思い出せない
黄昏に背を向ける君の傷口を癒す言葉を僕は知らない
水溜まりの向こう岸に立つあなた 風が吹く日を独り待つわたし
おそろいがいいとおねだりするきみの唇に移すブーゲンビリア
名も知らぬ柑橘の酸っぱさにくらり 棄てたはずの憧憬を憶う
スクランブル交差点の真ん中で踊る君の瞳の碧い瞬き
好きになったのも、嫌いになったのも、「誰にでもやさしいところ」でした。
今はまだあなたの温もりの残るシーツの海に溺れていたい
掻き抱いていた残り香の苦ささえ連れてく雨に花もほほ笑む
花がらを摘むように恋の首落とす ヘブンリーブルー、明日はうららか。
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