概要
王様の耳はロバの耳。だから、かわいいなんて言わないで。
かわいいって言われるのが、昔から好きじゃなかった。
性自認のせいかもしれない。家の躾のせいかもしれない。
でも、本当の理由はもっと別のところにある。
古い家に生まれ、毎日のように殴られて育った「私」。
唯一、肩書も成績も気にせず一緒にいられたのは、小学生のころからの友達の男の子だった。
小説の話をして、映画を見て、生まれて初めてゲームをして。
あの日、彼が「なんかお前、可愛く見えてきた」と言うまでは。
幼馴染のあの子にさえ話せない本当のことを、それでもどこかへ流すための、小説みたいなもの。
※本作には、家庭内暴力、未成年時の性暴力、自傷への言及を含む、具体的な描写があります。お読みになる際はご注意ください。
※連作「曇りガラスの向こう側から」収録作です。同じ語り手による連作短編ですが、
性自認のせいかもしれない。家の躾のせいかもしれない。
でも、本当の理由はもっと別のところにある。
古い家に生まれ、毎日のように殴られて育った「私」。
唯一、肩書も成績も気にせず一緒にいられたのは、小学生のころからの友達の男の子だった。
小説の話をして、映画を見て、生まれて初めてゲームをして。
あの日、彼が「なんかお前、可愛く見えてきた」と言うまでは。
幼馴染のあの子にさえ話せない本当のことを、それでもどこかへ流すための、小説みたいなもの。
※本作には、家庭内暴力、未成年時の性暴力、自傷への言及を含む、具体的な描写があります。お読みになる際はご注意ください。
※連作「曇りガラスの向こう側から」収録作です。同じ語り手による連作短編ですが、
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