概要
【開けるな】
高校二年生の美咲は、亡くなった祖母の遺品整理中、納戸の奥から「開けるな」と書かれた古い箱を見つける。中に入っていたのは、昭和時代のセルロイド人形。黄色いワンピースに赤い靴、硝子の瞳を持つその人形を持ち帰った夜から、美咲の周囲で異変が起こり始める。人形は置いた場所から勝手に移動し、午前二時十三分になると、誰も撮っていないはずの美咲の寝姿がスマートフォンに記録される。やがて親友まで姿を消し、霊能力者・間宮響子が調査を始める。判明したのは、祖母が少女時代に置き去りにした妹・澄江と、半世紀以上続く恐ろしい因縁だった。人形は少女の霊そのものではない。人形を通して「何か」がこちらを見ているのだ。響子は人形を焼き払おうとするが、その瞳に映ったのは幼い頃の自分だった――。そして事件が終わった後も、人形は消
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