とある結婚式場で働くサブプランナーの「私」は、先輩プランナーの祝嶺さんが、新しい彼氏を探しているという噂を耳にして、戸惑う。 　しばらくして、祝嶺さん本人とお昼休みに食事をする…

　高校入学してから、話したことのない同級生男子の拓海に、いきなりプロレス部に勧誘された「俺」。プロレスに詳しくないのに頷いてしまったのは、拓海が彼自身の初恋の相手だから……。 …

　同棲三年目。彼が初めて料理を作ってくれると言い出した。 　しかし、彼が色々悩んで考えて選んだ料理は、なぜかシュークリームだった。 　以下の短編の続編ですが、読んでいなくても大…

　 二人の生者と一人の死者が、それぞれ異なる人物に語り掛けるその内容は。 　ホラーとファンタジー要素が少々含まれたサスペンス小編。 　カクヨムコンの参加作品です。

　結婚前の挨拶をした翌朝、夫も帰った後の実家で、「私」は、共に育った血の繋がらない綾兄とおしゃべりをする。 　香鳴さんの自主企画「同題異話　６月号 『恋よりも恋に近しい』」への…

　沖縄の風景を描きたいと、移住してきた画家の「僕」は、初めてのスランプに陥る。 　気分転換にと、訪れた工芸品の展覧会で、とある琉球ガラス作品に心奪われた「僕」は、後日、この作者に…

車を運転中、聞こえてきたラジオの音声から、「私」は、大学生の頃の記憶を思い出す。それは、サークル内でちょっと浮いている先輩に関する、苦い失敗談だった。 　香鳴さんの自主企画…

　物心つく頃から、天使の女性に見守られ続けている少年。 　十歳の頃に、ピアノ教室に通い始めることになったが、彼には一つの懸念が……。 　以下の作品と登場人物が共通していますが、…

　下ごしらえ中の食堂で、朝のラジオを聞いていた「私」は、新しいパーソナリティの声を、どこかで聞いたことがあるような気がするが、それを思い出せない。 　だが、その答えは、食堂の常連…

　嘘をつき続けたせいで、毛の色が変わってしまった兎の話を聞いた「僕」は、ゲイであることを周囲に秘密にしているので、それが気にかかっている。 　そんな時に、同じ式場で働いているウェ…

　川で釣った魚を、会社の先輩から譲られた「私」。種類も雌雄も知らないその「魚」を飼う彼女の観察記。 　カクヨムコン8の短編部門に参加中です。 　よろしくお願いします。

　OLの亜美子は、同期で親友の正美に、一緒に住んでいるヒモの彼氏について愚痴っていた。 　一方で、亜美子の彼氏の宗大は、商店街で知り合いを見つけていた。 　こちらの話とリンクし…

性癖：恋愛感情ゼロの凸凹男女コンビ 性癖：殺し屋VS殺人鬼 性癖：洋画っぽいやり取り 性癖：喫煙シーン ……その他諸々。 　アメリカで話題になっている無差別殺人鬼・トリガーハッ…

　琉球ガラス作家の「私」は、親友の初江から結婚式の引き出物の制作を頼まれる。 　はりきる私は、折角なら、親友との思い出を元にした引き出物を作りたいと、小学五年生の時の出来事を思い…

　遊びに行った帰り道、渋滞に嵌ってしまった「俺」と幼馴染の拓海。足早に過ぎ去っていく夕暮れを眺めながら、二人で話をする。 　善吉_Bさまの自主企画「同題異話　11月号『釣瓶落と…

　中学から写真を撮り続けて、大学でも写真サークルに所属しながら、コンクールに挑戦し続けている大学三年生・蜂須賀。 　彼には、同い年で大学から写真を始めた三好というライバルがいたが…

　休憩室にて同僚から、寿命を教えてもらえる電話番号が書かれたシャッターの噂を聞いた「俺」。偶然仕事でそこへ行った彼は、それを確かめてみることに。

　友人の差唐の呼び出しに応じた男子高校生の次上。妙なテンションの彼に誘われて、ある街へと向かうことに……。 　カクヨムコン短編部門に参加しています。 　よろしくお願いします。

　犯罪者相手の盗みを行う組織に所属する青年・今井は、横溝という殺し屋と二人で、麻薬取引の現場に潜入する。取り引き相手のふりをしていた二人だったが、ちょっとしたことでそれが判明して…

　「私」は、学校から家に帰る途中で、白い子猫を拾う。「私」の世話を受けて、子猫はどんどん大きくなっていくのだが……。 　カクヨムコンの短編部門にエントリーしています。 　よろし…

　とある古いビルの二階に位置する会社に就職した「私」。その二階から見える景色が、外の天気と異なっていることに驚いていると、先輩から、その秘密を教えられる。 　実は、この二階の窓か…

　若い男女が、同じ本を取ろうとして、指先が触れてしまう。 　そんなベタなシチュエーションを、本のタイトルを名いっぱい織り交ぜながら書いたお話です。本編と、答え合わせ編があります。…

　ある女性が語る、彼氏と別れた話。 　その女性の友人が語る、彼女に関する話。 　視点が異なる二つの語りから、見えてくるのは。 　カクヨムコンの短編部門にエントリーしています。 …

　毎週、色んな所のおいしいものを採ったり捕ったりする、昼の帯グルメ番組「とれたてな毎日」。その火曜日担当の新人リポーターである「私」は、物珍しい食材をとるために、崖のぼりに挑戦す…

　夕暮れの商店街の中を、一緒に帰宅する少年と少女。 　ふと、少年が横を見ると、喫茶店の中に、どこかで見たことあるような気がする老女と目が合った。 　カクヨムコンの短編部門にエン…

　湖のある草原で暮らす芦毛のケンタウロスたち。その中で唯一、生まれつき白い毛をしていた少女のケンタウロス・エクラは、体の弱さを懸念されて、一度も走ったことがなかった。 　しかし、…

　「私」は、中学生の頃、たまたまテレビで見たヴィジュアル系バンドのエル・ドルフィンに夢中になる。しかし、そのボーカル・レイは、三十年ほど前に亡くなり、バンドも解散していた。 　推…

　屋上で昼食を食べている次上と差唐。 　差唐は、「世界の秘密を知ってしまった」と、気乗りしない次上にある動画を無理矢理見せた。それは、どこかの深海を写した映像で……。 　カクヨ…

　太平の世、千住藩の城下街で、夜な夜な武士を狙う辻斬りが現れた。 　見回りに出ていた二刀流の侍は、その辻斬りに遭遇する。年端も行かない辻斬りが持っていた長刀は、彼に見覚えのあるも…

　小さな島の村、そこに住む女性の命を刈ろうと現れた死神は、森の神にそれを阻まれてしまう。 　緊迫した雰囲気の中で話し合い、二人の出した妥協点は……。 　KAC20227の「出会…

　種族が違えども、同性でも、互いに深く愛し合い、入江のほとりで共に暮らすハーピーと人魚。 　彼女たちの穏やかで幸福な日々に、ちょっとした波乱が起きる。 　拙作の「海か空か」の続…

　 学校に通わずに仕事をしている猫獣人の少年は、突然の雨に逃げ込んだ路地で、ずっとこの場所に立っている天使の像に話しかけられる。 　二人は、何度も話をしながら、友情を育んでいく。…

　特定の何かを視える人々に対して、「ある霊能力者の女性の娘」として、後天的に第六感を得た「私」が語る半生。 　独白形式の小説です。 　KAC20223の「第六感」がテーマの作品…

　男女漫才コンビ・あずきじまの千春は、「付き合ってるの？」という恒例の質問にうんざりしていた。それを同期の女芸人に愚痴っていると、話は意外な方向へ……。 　KAC20224の「…

　並行世界を観測できる双眼鏡を開発した博士。 　早速、助手が研究所の外にある焼き鳥中心の居酒屋「鳥家族」を覗いてみることに。 　博士と助手の会話形式の小説です。 　KAC202…

　とある白黒映画に出ていた謎の女優・莇雪重。 　小学生の頃、彼女に心奪われた「僕」は、十九歳になり、その女優にそっくりな女性を見かける。 　KAC20225の「88歳」がテーマ…

　人間の女では満足できなかった男が、初めて猫の獣人の娼婦を抱く。その後に芽生えた感情は……。 　KAC20229の「猫の手を借りた結果」のテーマの作品です。直接的な描写はありま…

　十年目のスーツアクター・明日葉は、この日の撮影を最後に、引退する予定だった。戦闘員のスーツに着替えていると、隣のロッカーの後輩・夏木に話しかけられる。 　KAC20228の「…

　幼馴染の結婚式に参加した「俺」は、式の司会を担当している女性の名を聞いて驚く。それは、初恋の相手のメイだった。そうして、彼はメイに恋をしていた、小学生のあの頃を思い返す。 　…